HatsugenToday

東谷暁による「事件」に対する解釈論

2024-10-01から1ヶ月間の記事一覧

ハリスとトランプの戦いは再び大接戦に!【増補2】;トランプが盛り返したが、最後はハリスが逆転か

ハリスとトランプの戦いは、ハリス有利からトランプ有利に逆転し、そしてあと1週間を切ったところで大接戦になっている。なんだかアメリカ・マスコミがたくらんだのではないかと思えるほどだが、英経済誌ジ・エコノミストのかなり精度の高い予測によれば、…

過半数を割ったら首相退陣というのは異常な話;連立は普通のことで、28%は異常値だろう

いまごろ、こんなことを書いているのもナンだけれど、自民党と公明党を合わせても過半数を割るかもしれないというのは、可能性として低くはないだろう。しかし、それが即政権交代になるような話はいくらなんでも安易で、おかしなバイアスがかかっているとみ…

イスラエル軍がイランに再報復の攻撃敢行!;米国は関与を否定するが次の準備はしていた【増補】

イスラエル軍が10月26日の早朝、テヘランを中心とするイランに対してミサイル攻撃を行ったと発表した。これは10月1日のイランによるイスラエル攻撃に対する報復と思われる。いまのところイランでの被害はあきらかではないものの、核施設や油田はター…

イーロン・マスクの大統領選「票の間接買収」;なぜこれが犯罪でなくなる可能性があるのか

イーロン・マスクがトランプに投票する人には、毎日100万ドルが当たるクジを引く権利を与えると発表したので、アメリカでは大問題になっている。これは違法ではないのか? そうでないとしても、あまりに露骨な選挙を金で買う行為ではないのか? その背景…

統計学的な予想ではトランプが勝つというのは本当か?;いま勢いがハリスから離れている【増補】

いまや統計学的に見ればトランプの勝利の確率が高まっている。この間までハリスが余裕を見せて勝つような雰囲気があったのだが、数値の動きから推測するとトランプに勝利が傾いているらしい。もちろん、このような傾向はわずかの変化で予想が変わってしまう…

イスラエル軍はハマス指導者シンワル殺害に成功!;次に来るのは平和ではなくイスラエルの孤立だ

イスラエル軍はハマスの指導者シンワルの殺害に成功した。これでガザ地区を含むイスラエルに平和が来るのだろうか。まったくそれはありえない。すでにイスラエル軍は次の殺戮のための作戦を立てており、そのことによってネタニヤフ首相は政治生命を保ち続け…

イランの核兵器完成は意外に早い?;対イスラエル戦略は大幅に変更されている

イランは核武装に至るのか。イスラエルはそれを阻止する行動に出るのか。この問題を考えるうえで、イランのいまの開発力がどのレベルにあるのか、そして、どれほどのスピードで核保有に至るのかが問題になる。実は、その開発期間については確定した説がなく…

トランプが敗北したときに言い出す5つの嘘;2020年の混乱が再び始まる

トランプの「嘘」は、ますますその本領を発揮しているようだ。アメリカ大統領選では民主党系メディアの頑張りによって、ハリスはたちまちにしてトランプを圧倒したような印象を産み出したが、ここに来てまた接戦といえるデータが発表されるようになった。こ…

日本のイノベーション力はどれほどか?【増補】;石破政権の経済政策は日本経済を押し上げるかを考える

目に触れると読んでみたくなるのが「ランキング」記事だ。経済から芸能の世界まで、どこまで正しいいのか分からないようなランキングがネット上で発表され、そのたびにちょっとのぞいてみたくなる。経済やビジネスに関心がある人は、やはり日本の世界におけ…

ネタニヤフに欺かれ続けるバイデン;次はイスラエル・イラン戦争が世界をパニックにする

イスラエルのネタニヤフ首相は、いまイランへの報復プランを画策するのに忙しい。ちゃんと米バイデン大統領にも相談しているようだが、決断するのはネタニヤフで、バイデンはまたしても欺かれると予想されている。ネタニヤフが狙うのはイランの油田なのか、…

ネタニヤフの「勝利」は長く続かない;スティーヴン・ウォルト教授が憂慮する「イスラエルの暗転」

いまイスラエルのネタニヤフ首相は絶頂にある。ハマスを掃討し、ヒズボラを抑え込み、そしてイランとの戦いについても、アメリカのバイデン大統領は全面的な支援を約束している。しかし、戦争の歴史が示していることは、華々しい勝利が長期的な戦いでの敗北…

イランによる報復は次の引き金を引く;イスラエルが行う再報復は何が標的になるのか

イランによるイスラエルに対する報復は何を引き起こすのか。それはもちろんイランとイスラエルとの全面戦争である。それでは、その先にあるものは何か。今回の報復がかなり本格的なものだったことで、中東情勢は一気にいままでと異なる状況に突入してしまっ…

イスラエル軍はレバノン侵攻を開始した;なぜヒズボラは指導者の暗殺を阻止できなかったのか

イスラエル軍は、「限定的」とは付いているものの、レバノンへの地上戦を開始した。報道を聞いている限りでは、レバノンのヒズボラ勢力は、ガザ地区のハマスなどとは比べものにならないほどの「脅威」だということになっていたが、どうも違うようだ。すでに…