2024-11-01から1ヶ月間の記事一覧
イスラエルとヒズボラの間に停戦が成立した。もちろん、これで中東に長期的な平和が来たわけではない。この停戦が、おそらくはイスラエルによるイラン爆撃の華々しい成果によるものであることを考えれば。むしろ、中東のパワー構造が大きく変化していくわけ…
イーロン・マスクがトランプ政権に入ることで、いったい何が起こるのか。世界一の富豪と世界一の暴君が世界を最大限に破壊するのではないかという心配はもっともである。しかし、未来の自動車市場ひとつとっても二人はまったく異なるイメージをもっている。…
アメリカと英国は自国が供与した長距離ミサイルを、いまさらウクライナに使わせて戦局が変わるかのような幻想を世界に与えている。しかし、肝心のウクライナ国民はすでに戦争をやめたくてしかたがないのだ。すくなくとも半数以上の人がこの戦争が勝てるとは…
イスラエルが10月に行ったイランへの報復のなかで、核施設の「特定の構成施設」を攻撃したと、ネタニヤフ首相が議会で演説した。これはあきらかにバイデンを「卒業」して、トランプに「入学」したということで、アメリカ政府はイランの核施設と石油施設は…
トランプの時代が来たとなると、もう欧米のマスコミは、これからの分析に傾斜してしまう。それは仕方ないともいえるが、なぜトランプが大統領になれたのか、なぜハリスは負けたのかについての分析が少ないのは、これからの政治について考えるとまずいのでは…
トランプの圧勝といってよい大統領選の結果は、これからの国際政治に何をもたらすのだろうか。すばらしい時代がやってくると思っているのは、トランプ崇拝者か度外れた楽観主義者だけだろう。しかし、だからこそいま冷静に、トランプ時代の恐ろしい兆候に目…
トランプが再びワシントンに返り咲くことが決定したことで、ウクライナのゼレンスキー大統領は何を思っているのか。ついに同国がプーチンの野望を跳ね返す道が断たれたと思い、失意の沼に落ち込んでいるのだろうか。そうではないとの説もある。これまでのバ…
ハリスとトランプの大接戦が終わりに近づいた11月4日、米国の戦略家リチャード・ハースが米外交誌フォーリン・アフェアーズにウクライナの停戦案を提示した。「終戦」ではなく「停戦」であり、アメリカや西側はウクライナへの支援を続けるが、戦争状態は…
イーロン・マスクの電気自動車企業テスラが、2026年をメドにAIを使った自動運転自動車を実用化すると意気込んでいる。しかし、実際にはAIはそこまで進化していないとして、その実現を危ぶんでいる関係者は多い。AIといえば株が上昇するだけでなく…