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東谷暁による「事件」に対する解釈論

2025-08-01から1ヶ月間の記事一覧

ポピュリスト経済が世界を覆う;はたして日本は脱却できているのか

ポピュリズムとは何か? それは自分たち以外の者たちが抱く嫌な思想なのだ。ポピュリストとは誰か? それは自分たち以外の嫌な人間たちなのである。いまさらこんな話はしたくはないが、ポピュリズムと今の経済政策は密接な関係にある。消費税の減税・廃止や…

新しい中東が生まれつつあると言えない理由;スティーヴン・ウォルト教授の「深い憂慮」

この数年の間にいくつもの戦争が行われた中東は、はたしていま新しい時代を迎えていると言えるのだろうか。国際政治学者スティーヴン・ウォルトは多くの事件があったことは確かだが、その根底的状況は変わっていないという。ウォルトは出世作である『同盟の…

トランプ=プーチン会談は予想どおり大失敗;サプライズ的なトランプ外交の賞味期限切れは明らか

トランプ大統領はアラスカで開催された米露首脳会談で、ウクライナ戦争の停戦をプーチン大統領に同意させることに失敗した。予想されていたことで、いまロシアがウクライナとの停戦を急ぐ理由はない。また、ウクライナのゼレンスキー大統領は領土割譲を条件…

インフレ安定はトランプ関税が成功した証拠?;米国と世界への悪影響はこれから広がる

8月12日にアメリカの統計局から7月の消費者物価インフレ率についての発表があり、予測の2.8%に対して2,7%と、前月と同じ数値だったので米国内に安堵感が広がり株価が上昇した。日本でも翌日にはこれまでの最高値をつけて、あたかも世界中が好景…

日米の「合意」が曖昧なのはトランプの責任;EUを含めて米国との合意はすべて危い

トランプ関税と付帯的な合意について、日本とアメリカとの認識の齟齬が明らかになり、その後、再確認されたとはいうものの、石破政権の責任を問う論調がある。しかし、問題の根本はトランプ大統領の強引な手法にあり、それは他の国との交渉においても顕著な…

MAGA派はイスラエル問題でも分裂状態;トランプ政権の「核」の内実が暴露されている

これほどの暴政と失敗を重ねているのに、どうしてアメリカ国民はトランプを見放さないのだろうか。アメリカ社会自体が変わってしまったからだとか、世界の構造が変わったからだとか、トランプは実は国民の心を読む天才だとかいう答えが用意されている。しか…

トランプ関税の損害を抑える秘策とは?;米国が高インフレになるまでの切り抜け策【増補版】

いよいよトランプ関税は8月7日より適用されて、日本からの輸出品には15%の関税がかけられることになる。関税をかけるのは輸入をする国の勝手だが、その交渉のやり方から適用の仕方にいたるまで、アメリカのというよりトランプの気まぐれで決めたような…