HatsugenToday

東谷暁による「事件」に対する解釈論

2025-12-01から1ヶ月間の記事一覧

台湾有事の脅威を直視せよ!;高市首相の発言の拙劣さより現実の方が重い

高市首相の「台湾有事」発言はいまも尾を引いている。中国は次々と不快の表明を行ういっぽうで軍事的威嚇を続けている。しかし、台湾有事が起こってアメリカが介入すれば、日本が巻き込まれることは火を見るよりも明らかだ。アメリカは日米安全保障条約によ…

睡眠を削ると政治がよくなるのか?;トランプ大統領と高市首相の根本的な違い

睡眠についてはさまざまな説があり、少ないのはよくないという常識的な意見もあれば、多すぎるとかえって判断力が鈍るという説もある。核になるような数時間の睡眠さえしていれば人並みに寝なくてもよいという人もいれば、俺は8時間寝ないと頭も体も十分に…

トランプが介入した和平はすべて失敗している;スティーヴン・ウォルト教授が再警告する「トランプ外交の危険」

トランプ大統領が世界中で行っている和平工作は、すべてといってよいほど失敗続きだ。それなのに今も、自分はノーベル平和賞を受けるに値すると思っているらしい。そうした超大国の指導者の言動は、単なる幼児性の発露にとどまらず、世界にとって危険なもの…

世界の集団安全保障は死にかかっている;スティーヴン・ウォルト教授の「悲観的な3つの提言」

高市首相が台湾有事をめぐって、それが「存立危機事態」の要件となると発言した余波はいまも広がっている。11月7日に岡田克也議員の質問に答えるかたちで述べた「わが国と密接な関係にある他国」について、12月16日の参院予算委員会で「米国以外が該…

高市発言はなぜあれほどもめたのか?;中国の「ドッグハウス外交」を分析する

高市首相が立憲民主党の岡田克也議員の質問に答えるかたちで、「台湾有事が日本の存立危機事態に該当しうる」と発言したことにより、中国はさまざまな批判と罵声と経済制裁を加えてきた。中国の大阪領事などは「(高市首相の)首を斬る」とまで述べて威嚇し…

いまネット上の情報に「正しい」はあるのか;価値観の分断が元凶であることを忘れてはならない

ポスト・トゥルースの時代といわれて久しい。流行語としてはトランプが大統領選で最初に当選したころに急速に普及したが、要するに何が本当か分からない時代になったということだ。最近はこれにAIによる誤情報が加わって、正しいことを知りたいとAI検索…