HatsugenToday

東谷暁による「事件」に対する解釈論

2026-01-01から1ヶ月間の記事一覧

ケビン・ウォーシュとは何者か?;FRB議長になる男の実像を探る

トランプ大統領は1月30日、個人的SNSトゥルース・ソシアルに、ケビン・ウォーシュをFRB議長に指名すると投稿した。候補に挙げられていた4人には適格者がいないと述べていたのに、急転、FRB理事を歴任しているウォーシュを選ぶというのだ。この…

金と銀との異常な急騰が終わるとき;この狂乱相場が急転する「きっかけ」を予想する

金だけでなく銀もまた驚異的な高騰を続けている。不況になると急騰するといわれる貴金属が、その属性を発揮しているともいえるが、ところで、いま世界は不況なのだろうか?それどころか株価に見られるように、こちらのほうも急騰を続けて、金ほどではないが…

トランプが唱える「西半球勢力圏」は混乱だけを生む;スティーヴン・ウォルト教授が批判する「3つの理由」

トランプ大統領が「西半球勢力圏」の形成を言い始めたことで、世界は急激に不安定性を増している。トランプはアメリカが主導して勢力圏を確固としたものにすれば、この世界は安定すると思っているようだが、どう考えてもベネズエラ侵攻もグリーンランド分割…

タコは自分の足を食べてしまう;トランプの自滅的政策を牽制するものがなくなっている

トランプ大統領が次々と打ち出す新しい政策は、これからも継続するものなのかどうかが、ますます疑わしいものになっている。トランプはいつも臆病になってやめてしまう(トランプ・オールウエイズ・チキンズ・アウト)、略してTACOだと指摘したのは、英…

トランプの爆撃戦略ではイラン政権を倒せない;米国当局も顧問団も効果については懐疑的

トランプ大統領はイランへの介入を強化するかどうか選択を迫られている。たとえ投入する兵力を増強しても、イランの今の体制は崩れないと見られている。そして、そもそも現時点での中東における米軍の兵力では、これ以上の介入は無理だとされている。そのい…

トランプ帝国化するアメリカ;ベネズエラ急襲は長期化する征服戦争の始まりだった

これまでのアメリカ史を振り返っても、トランプ大統領のベネズエラ攻撃やグリーンランド収奪計画は、きわめて異常な戦略だといわざるをえない。おそらく将来のある時点から振り返ったとき、いまのアメリカの一連の行動は帝国主義的あるいは侵略的といわざる…

トランプが断行したベネズエラ大統領の誘拐と拉致は逆効果だ!;スティーヴン・ウォルト教授がトランプの狙いをすべて「否定」

トランプ大統領が行ったベネズエラ大統領の誘拐と拉致、さらには一方的な裁判について、世界の現実を知っていると称する人たちが偉そうに警告している。彼らは「トランプを批判するまえに、まずベネズエラという国がいかにひどい国だったのか、そしてまた、…

ベネズエラ大統領の誘拐と拘束の裏側;トランプの石油利権奪取と中間選挙対策

「幸運を祈る。成功を期待しよう(ゴッド・スピード)」。1月2日の午後11時少し前、トランプ米大統領は自国軍にベネズエラ大統領の誘拐・拘束を命じた。数時間後、ベネズエラのマドゥロ大統領は邸宅の敷地内の安全室に移ろうとしたところで米軍兵たちに…

AIバブルの崩壊はどこから始まるか;少なくともスーパーや小売店からではない

これから日本経済はどうなるのか。それは今年の株式の動向が多くを示唆することになるだろう。もちろん、金融商品は多様化しているが、実体経済ともっとも密接なのは株式市場に他ならない。1990年の日本の不動産バブルも、2000年のITバブルも、そ…