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東谷暁による「事件」に対する解釈論

ゼレンスキー大統領

ゼレンスキー大統領とザルジニー総司令官の関係が最悪に;反転攻勢の失敗は誰の責任になるのか

ウクライナのゼレンスキー大統領とザルジニー総司令官の関係が悪化している。東部での戦いでロシアにおされ気味になっているなかで、政治のトップと軍事のトップの軋轢が顕在化しているのは、かなりの危機だとみていい。ザルジニーの更迭もささやかれている…

戦時のウクライナで汚職高官の大量処分;その背後で何が起こっていたのか?【増補】

米国やEU諸国からの戦車供与が決まるなかで、ウクライナ国内は汚職事件にともなう政府高官の解任や辞任があいつでいる。なかでもシャポワロウ国防副大臣やティモシェンコ大統領副長官の辞任は、内外に大きな衝撃を与えており、その背後関係の究明やこれか…

ウクライナ社会の裏を読む(1)ゼレンスキーは何故オリガルヒと結んだのか

バイデン米大統領は、6月10日、侵攻前にゼレンスキー大統領にロシア侵攻を警告したが、彼は「聞く耳を持たなかった」と非難した。さんざん武器を供与して戦わせておきながら、いまさら梯子を外す気かと思ったが、それはさすがになかった。しかし、ウクラ…

ウクライナ軍の兵士たちの肖像;祖国防衛戦を遂行しているのは誰なのか

ロシア国防省は3月25日、この1カ月でのロシア軍の死者は1351人に達したと発表した。それに対しウクライナ側の死者は、同省によれば、1万4000人以上、負傷者は1万6000人に達しているという。しかし、少なくともロシア側のこれらの数値を信…