トランプ大統領
イラン戦争はどちらが勝ったのか? いまの時点で厳密に論じることはむずかしい。クラウゼヴィッツの『戦争論』にもあるように、評価のさいの時間の長短を変えることでその戦争の評価も、しばしば変わってしまうからだ。しかし、いまの時点で第二次トランプ政…
トランプ大統領がネタニヤフ首相と始めたイラン戦争は、いよいよ失敗であったことが明らかになりつつある。いまやトランプはイラン戦争をめぐって窮地に陥っているといっても過言ではない。その理由は以下に述べるが、では、トランプ大統領はどうすればよい…
すでに分かっていたことだが、イランとの停戦協議が挫折すると、トランプ大統領は攻撃を部分的に再開するとか、ホルムズ海峡をアメリカ海軍が封鎖するとか、単なる嫌がらせか当て付けでしかないような報復を始めようとしている。いまさら理想主義によって建…
トランプ大統領はおそらくイラクに、これまでにない大きな打撃を与えることに成功するだろう。戦略家のなかには軍事的にはすでに完勝したと指摘する者もいる。しかし、イラクを属国のようにするのには多くの課題があり成功は難しいだろう。軍事的に勝利して…
日本政府はその例外らしいが、トランプ米大統領が始めたイランとの全面戦争は、先進国の政治家たちからも批判が相次いでいる。それは、多くの矛盾を含む、目的がはっきりしない戦争なのだ。相手国の最高指導者を殺害しておきながら、後継者は俺が選ぶなどと…
トランプ第二期政権が生まれた時、ここまで戦争にのめり込むと思った人は少ないだろう。そもそも彼は「アメリカ第一主義」なのだから、世界で起こる紛争には介入せずに、自国中心になるだろうと見る専門家は多かった。これは明らかに誤用だとは思うが、トラ…
ビットコインが暴落して、一時、2分の1ほどの価格にまでに縮小した。その後、多少は回復したが、それが某証券会社が主張しているように、回復するだけでなく2倍になる(つまり、4倍になる)ということなど、ほとんどありえない。これからビットコインは…
トランプ大統領は1月30日、個人的SNSトゥルース・ソシアルに、ケビン・ウォーシュをFRB議長に指名すると投稿した。候補に挙げられていた4人には適格者がいないと述べていたのに、急転、FRB理事を歴任しているウォーシュを選ぶというのだ。この…
赤澤経済再生相がアメリカ側と文書を交わして、ようやくのことで当初口約束していた15%まで関税を下げることができた。日本では株価が上昇するなど安心ムードが広がったが、それは相変わらずのお人よしで楽観的な国民性のなせるわざというしかない。忘れ…
中国製品はトランプ米大統領に145%もの関税をかけられることになるが、その抜け道をすでにあれこれ模索しているところが、中国産業界の凄さというかエグサだろう。そもそも、開放政策に転じて以降、中国製品は知的財産権を無視して製品を大量に製造し、…
国際政治においても世界経済においても、トランプ大統領がこれほどまでに既存のルールを破り、新たな災厄を生み出すと予想した人は、極めて少ないだろう。結果を見てから「俺はこんなことは予想していた」という人間はありふれているが、真摯に「予想できな…
すでにドナルド・トランプは、引き返せないところまで世界を無秩序化してしまった。ウクライナは鉱物資源の供給地にされ、イスラエルのガザ地区は新しい観光地として繁栄することになるらしい。ロシアはいまのところ、トランプの悪だくみの仲間のようだが、…
世界一の大富豪イーロン・マスクが、トランプ政権の政府効率化省(DOGE)のリーダーになって、毎日、派手なパフォーマンスを繰り広げながら、財政支出を削減していることは世界的に知られている。しかし、世界一のビジネスマンを続けながらの忙しさなか…
トランプ大統領の就任式で、妻のメラニアへのキスが「エアー・キス」で終わったことについて、これは「単なる失敗」という説と「お化粧への配慮」という説があって、双方が一歩も譲らず論争になっているのだそうだ。以前も、メラニアがドナルドのキスを避け…
トランプ大統領の帰還は世界中を怯えさせている。これからしばらくは、世界中が彼に脅迫され、嫌々ながらに従う時代が続くと思っている人も少なくないだろう。ある東アジアの中位国のように、貿易交渉で外務省の担当者が自国の記者団に対し、情けない譲歩を…
新しい年2025年の世界を動かしていくのは何だろうか。ウクライナや中東の情勢はもちろん重要だが、それらを決定づける要因としても、「トランプのアメリカ」というファクターが何より大きいだろう。すでに世界のパワーゲームはウクライナと中東の紛争を…
ハマスを掃討し、ヒズボラに多大な損害を与え、イランにも核施設の一部に打撃を与えたことで、イスラエルは中東において存在感をさらに増強している。では、イスラエルはこの地域の「大国」となって君臨していくのか。それとも中期的にはアラブ勢力の反発を…
トランプの圧勝といってよい大統領選の結果は、これからの国際政治に何をもたらすのだろうか。すばらしい時代がやってくると思っているのは、トランプ崇拝者か度外れた楽観主義者だけだろう。しかし、だからこそいま冷静に、トランプ時代の恐ろしい兆候に目…