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東谷暁による「事件」に対する解釈論

世界の核戦略

暗殺は遠隔操作の武器で行われた;イランの核科学者を抹殺した手法

イランの核科学者モフセン・ファクリザデの暗殺は、遠隔操作の武器によって行われたとの説が出てきた。イラン革命防衛隊に近いといわれる「ファルス通信」の発表によるが、暗殺現場に散乱する自動車の破片の写真などを見ると、かなり説得力のあるものと思わ…

モフセン・ファクリザデ殺害の暗部;イスラエルとトランプ政権の密約はあったか

11月27日、イランの首都テヘラン近郊アブサードで、イランの核兵器開発のトップと目されるモフセン・ファクリザデが、何者かに殺害される事件が起こった。イランの国防相によれば「武装テロリスト」たちの仕業であり、イラン外務相のモハマッド・ジャバ…

米国はイランと戦争するのか;論じられない2つのファクター

トランプ大統領のソレイマニ司令官暗殺に対して、イランのイスラム革命防衛隊がイラクの米軍のアル・アサド基地を攻撃して、本格的な戦争への予感が世界を覆っている。すでにイラクはこの攻撃がアメリカへの「報復」であることを表明している。1月8日の東…

5分で分かる、世界の核戦略:嫌悪する前に知っておいた方がいい

またしても、北朝鮮のミサイル実験が始まった。もちろん、これは核戦略の一環として行なわれている。核戦略と聞いただけで嫌悪を覚える人は多いだろう。また、報道の多くも、その悲惨さだけを伝えようとするので、そんなことを語る人間はどうかしているので…