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東谷暁による「事件」に対する解釈論

日本のコロナ対策

「新しい資本主義」の本当の現実;パンデミックがもたらす「即時経済」は監視経済だ

新型コロナのパンデミックはいまも世界を蔽っているが、この大混乱が新しい資本主義をもたらしつつあるという議論は、いまのところ期待と希望をもって語られているといってよい。ことにコロナウイルスとの戦いのなかで、データの収集と分析は急激に進歩した…

中国のデルタ株対策が熾烈をきわめている;自国のワクチンが信用できない苦しさか

中国の新型コロナ対策は、武漢以来、徹底的に封じ込めるのがその中心的手法である。だから、デルタ株に対しても、すこしでも感染拡大の兆候が見られれば、徹底的に封じ込めようとするのは当然かもしれない。しかし、その激しさを細かに見ていると、どうも、…

アストラゼネカ製ワクチンの混迷;悲惨な結果から日本は何を学べるか

アストラゼネカ製ワクチンが、血栓症を起こすというので、コロナワクチンとして疑問符が付き始めている。欧州医薬品庁は接種と発生の因果関係の可能性は認めるいっぽう、いまも「メリットはリスクを上回る」との姿勢を崩していないが、多くの国では60歳以…