トランプ大統領が「完全に破壊した」と主張する、イランのフォルドゥ核施設に爆撃後、調査のためとみられるイランの車両が訪れていると報道された。訪れるために新しい道路も作られているようで、この核施設はそれほど破壊されていないとの説を裏付けるものだとする専門家もいるらしい。もちろん、まったく破壊されていないとか、すぐにも核爆弾が創られるまで回復するとかの話にはならないが、イランのこれからを考えると目が離せない。

米経済紙ウォールストリート・ジャーナル7月1日付は「衛星映像が米軍攻撃後のイランのフォルドゥ核施設の活動を伝えている」を掲載した。同紙が掲げる要点は次の3つ。1)衛星映像には、アメリカの爆撃後にイランがフォルドウで道路を建設し、機材を搬入している様子が映っている。2)アナリストたちはこの装置がアメリカのバンカー・バスターによる被害を評価するためのものだと考えている。3)専門家たちは爆撃による被害の程度について議論していて、イランがすぐにウラン濃縮を再改する可能性があると主張する者もいる。

ウォールストリート紙より
衛星映像から、イラン当局がフォルドウのウラン濃縮施設に新たな道路を建設し、先月のアメリカ軍爆撃による主要地下施設の被害を評価するために使用できる建設機械を搬入したことがわかったという。民間衛星会社が週末に撮影した画像には、フォードゥ原子力施設がある山頂に建設された道路と、アナリストたちが掘削機や移動式クレーンと特定した車両を含む、多数の車両が映っていた。

ウォールストリート紙:掘削機とクレーンの位置を示している
イランの核開発計画を研究するシンクタンク、科学国際安全保障研究所が画像を分析したところ、掘削機は地下施設の被害を調査するため、アメリカ軍の爆撃で生じた穴にカメラや人員を送り込むため、その準備をしていた可能性が高いという。同研究所は分析の中で、フォルドゥのトンネル入り口は埋められており、目に見える活動は見られなかったと述べているという。衛星画像に移っているトランクのうち数台は、瓦礫を運び出すために使われたダンプカーのようだという。