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東谷暁による「事件」に対する解釈論

越境攻撃

ウクライナのクルスク侵攻の意味を間違えるな;スティーヴン・ウォルト教授が提案する「停戦への道」

今回のウクライナによるクルスク侵攻は、果たして成功だったのだろうか。もし、成功だとすればどのような未来に結びつけるべきなのか。いよいよ世界支配をたくらむプーチン帝国を完全に撃破するステップであり、ウクライナへの援助も制限を取り払って加速さ…

ウクライナに供与されたF-16が戦闘中に墜落;その原因によってはゼレンスキーの反撃構想は挫折する

ウクライナに供与されたジェット戦闘機F-16が墜落してパイロットが亡くなった。まだ、細かい経緯は発表されていないが、ロシア軍のミサイルおよびドローンの攻撃に対抗する戦闘中の出来事だったという。いまウクライナは調査を行っているが、墜落の原因し…

ウクライナの「越境攻撃」は戦争の趨勢を変えない;「戦場の形成」が欠落した戦いは消耗に終わる

ウクライナが行った「越境攻撃」は、ロシアが侵攻された地域で反攻を行わないので、成功したとの見方がある。しかし、戦闘はあくまで戦略的な位置づけで見なくてはならない。ウクライナはさらに長距離ミサイルなど西側が供与する武器についても、使用上の制…

ウクライナの越境攻撃は成功だったのか?;米露のレッド・ラインはともに突破され核の脅威は高まる

ウクライナの越境攻撃は果たして成功だったのか。これはまだ判断をすべき時期に来ていない。なぜなら、ひとつの大きな目的とされている、ロシアとの停戦交渉のさいに、自国領土の確保のための交渉材料として使われる状況にはないからだ。しかし、いまやアメ…