2021-02-01から1ヶ月間の記事一覧
ミャンマーのクーデターは大きな問題だ。そんなことは当然ではないかと言う人は多いかもしれないが、それはスーチー政府が軍政によって取って代わられたにとどまらず、これからの東南アジア、ひいては世界政治の趨勢を決していくという意味でも、きわめて大…
アメリカの株式市場では、いまや明らかなバブルだというのに、SPAC(特別目的買収会社)が隆盛を極めようとしている。このSPACとは、ひとことで言えば未上場会社を上場させるためのペーパーカンパニーで、20年くらいまえからアメリカでは許可され…
コロナ禍が終息すればインフレが始まるのではないかとの予想は、このブログでも何度か述べている。また、「コモドンの空飛ぶ書斎」でも何度か関連テーマを扱っている。ただし、それは自然に始まるのではなく、アメリカを中心とする先進諸国が「政策」として…
ミャンマーでは民主主義派が抗議を続けているが、いまのところミンアウンフライン総司令官の軍政を覆すといった事態にはなっていない。そもそも、民主主義派に味方する軍事勢力がないのだから、クーデターによって成立した軍政を跳ね返すことは難しい。「民…
ミャンマーのクーデターについては、さまざまに論じられているが、そのほとんどが「民主主義への攻撃」という観点であるのは、やはりバランスを欠いているのではないかと思う。もちろん、ミンアウンフライン総司令官は、軍事的にアウンサンスーチーの民主主…
もし、南アフリカ変異種がコロナワクチンで制御できないとしたら、いまですら新コロナウイルス変異種で大混乱の英国は、どうなってしまうのか。2月6日にアストラゼネカ社のワクチンの効果が、南アフリカ変異種に対しては限定的だと報じられたとき、多くの…
2月6日、南アフリカで発見されたコロナウイルスの変異種には、アストラゼネカ製のワクチンの効果が限定的だと分かって、世界中にショックが広がった。特に、同社製のワクチンをコロナ対策の中心においている国にとっては深刻である。その後、2月7日に南…
英紙ザ・タイムズ2月2日付が、「ミンアウンフラインによるミャンマー・クーデターの知られざる動機」を掲載している。いうまでもなく、今回のクーデターの首謀者ミンアウンフライン総司令官が、いったいどのような理由でクーデターに及んだかを、同紙アジ…
中国外務省の汪文斌副報道局長は、2月1日の記者会見でミャンマーのクーデターについて「ミャンマーの関係各方面は憲法と法の枠組みのもと、相違点を適切に処理し、政治と社会の安定を守るように望む」と述べて、事実上、軍事政権を支持した(ロイター2月…