HatsugenToday

東谷暁による「事件」に対する解釈論

円安・ドル高の傾向はなぜ変わらない?;これからの変動は何を見れば分かるのか

日米共同介入によって、一時は1ドル=156円にまで上がった円が、先週末には159円にまで戻ってしまった。これからの円の動向によっては、高市政権の経済政策との兼ね合いが難しくなることは、すでにこのブログで述べておいた。しかし、なぜいま日本の…

金利引き上げと消費税ゼロ%の整合性はあるのか?;高市政権の単なる人気取りが破綻を生む

日本銀行に対しては金利上げの圧力がかかり、日本政府には消費税撤廃のへ圧力がかかって、前者は9月か10月に、後者は来春から消費税は1%まで引き下げられ、さらなる措置でゼロ%にされることになっている。しかし、もし、このままの経済状態が続けば、…

なぜアメリカは戦争に勝てなくなったのか;スティーヴン・ウォルト教授が「最大の理由」を明快に語る

なぜアメリカは戦争に勝てなくなったのだろうか。圧倒的な軍事力がありながら、進行中のイラン戦争でも、ずるずると「敗北」への道を歩んでいる。「アメリカは敗北などしていない。ただ勝てないだけなのだ」という人がいるだろう。しかし戦争の目的が武力に…

ベセント財務長官は世界の金融市場を変えるのか?;米国が「通貨アクティビズム」に転じた理由

為替市場に日本の財務省が介入して急速に進んでいた円安は1ドル155円にまで上昇した。しかも、これは30年ぶりの日米共同介入だった。いま一番気になるのは、この介入が長期的な円安を食い止めることになるのか否かだが、もうひとつ、アメリカが共同介…

米国で強まるイスラエル・ロビーへの反発;イラン戦争以後の「裏切り」がトランプを追い詰める

イスラエル・ロビーと呼ばれるアメリカ国内の圧力団体が、いまのイラン戦争を推進させているとの指摘は、このブログでもスティーヴン・ウォルトの説を紹介するかたちで紹介してきた。注意すべきはこのイスラエル・ロビーとはユダヤ人のロビーではなく、イス…

爆撃だけではイランは屈服しない;トランプ第1期国防長官も警告

トランプ大統領はイランの態度に怒り狂って爆撃を続けるようだ。しかし、爆撃だけで相手を屈服させることはできないというのが、現代の戦争のひとつの特色といってもよい。むしろ、爆撃は敵を硬化させ、さらには鼓舞させてしまうとの指摘もある。そして、今…

認知症はどうすれば克服できるのか;特効薬によらない誰にでもすぐにできる方法

認知症はいまや人類の巨大な克服対象となった。老化と高い相関性をもっているのは分かっている。その微妙な関係を解明して少しでも苦しむ度合いを減らそうというのは理解できるし、私も高齢者なので期待してはいる。ただし、最近の「認知症は撲滅できる」と…