トランプ
アメリカ下院はウクライナへの支援を回復させた。欧米の報道機関は称賛するところが多かったが、それほど喜べるかは疑問だろう。まず、アメリカの武器が届くには時間がかかり、ウクライナ兵士の不足は解消できない。そしてなにより、今年の11月の大統領選…
バイデンが急追していると言われているが、トランプの勝利の可能性が今も高い。理由は独特のアメリカ大統領選挙の仕組みにある。全体で上回っても激戦州で勝てなければ大統領にはなれないのだ。いまのデータを見る限り、バイデンが勝利する可能性は低い。に…
トランプ前大統領はアイオワ州に続いてニューハンプシャー州でも予備選に勝利し、共和党大統領候補となるのも時間の問題だ。注目されるのが支持団体である福音派との関係強化をどう進めているかである。2016年の選挙ではアメリカのキリスト教福音派がト…
いまやバイデン大統領はトランプ前大統領に対して圧倒的に有利、などといったら馬鹿にされるだろう。多くの世論調査がバイデンには疑問を投げかけ、トランプは共和党の予備選では圧倒的な強さを見せている。しかし、選挙費用の潤沢さからいったら、どういう…
イスラエル・ハマス戦争はなぜ停戦の見通しがたたないのか。その5つの理由をハーバード大学のスティーヴン・ウォルト教授が分かりやすく簡潔に説明してくれている。すでにハマスの急襲から100日が過ぎ、ガザ地区はほとんど廃墟と化しているが、アメリカ…
アメリカ大統領選はいよいよバイデン大統領とトランプ前大統領との戦いになる。他の可能性はほとんどないといってよい。民主党がこれから新しい有力な候補を見つけたとしても「もう、遅すぎる」。そして共和党がトランプ以外の候補になる可能性は、トランプ…
いよいよアメリカ大統領選挙の年が近づいてきた。このままいけば民主党の候補者はバイデンだというが、いったい何故なのだろうか。共和党がトランプというのは、それなりに理由がある。勝てるからである。しかし、これまで民主党がバイデン以外に有力候補者…
アメリカのバイデン大統領は本当に来年再選できるのだろうか。いや、それどころか立候補できるのかも怪しくなっている。バイデンの経済政策についての世論調査が発表されたが、もうこれだけで再選は無理だと思わせる内容だった。経済政策に加えて、歴史上最…
なぜこんなことになったのか? 来年の米大統領選挙に出馬する2人は、これまでなら名前すら上がらなかっただろう。民主党のバイデンはもう80歳であり、共和党のトランプは91の容疑で4つの裁判に起訴されている。トランプだって77歳だから、これまでな…
アメリカのウクライナ支援について、CNNが世論調査したところ、約55%が今後の支援を続けるための基金に反対していることが分かった。すぐにホワイトハウスが支援を訴える声明を発表したが、民主党と共和党のイデオロギー的対立を超えて、全体でも懐疑…
来年のアメリカ大統領選挙は、いったいどうなってしまうのだろうか。バイデンが再選してもあまりの高齢で硬直した政治しかできず、トランプが復活しても野蛮な政治による混乱は大きいだろう。奇妙なのは民主党も共和党も彼らに代わる候補者を育てられなかっ…
予想通りトランプ前大統領は罪状認否において無罪を主張した。罪状は元ポルノ女優への不法な口止め料以外にも、何か別の重い罪があるのではないかと思われたが、34項目はこの口止め料をめぐる付随的な罪状が中心で、隠蔽行為が悪質ゆえに、重罪に相当する…
トランプの起訴は失敗だったのではないだろうか。それは裁判になっても勝てないからではなく、この人物をちゃんと政治的に葬るのに、口止め料事件というのはちょっとせこいからである。そもそも、バイデンがどれくらいからんでいるのか不明だが、かなり政治…
元米大統領トランプが、次の選挙で大統領に返り咲いたら、ウクライナ支援をただちに停止すると表明して話題になった。単なるトランプ流の放言だと思ったら間違うだろう。これは共和党右派の大会での発言だが、少し前に米共和党指名争いの模擬投票で62%の…
イーロン・マスクがツイッターを買収したことで何が起こるか。その予兆はすでに見え始めている。アメリカのツイッターではトランプ支持者の使用回数が急激に伸び、差別用語を含む投稿が爆発的な拡大を見せている。そのなかでマスクはこれからのツイッターに…
このままいくと、2024年の米大統領選では、トランプが勝利するのではないかといわれている。1年前の議会襲撃事件についての責任を追及するマスコミは多いが、そのいっぽうで共和党はトランプ党になったといわれるほど、トランプ支持者が多いからである…
トランプ大統領は「有罪」なのか、それとも「無罪」なのか。1月13日、アメリカ下院の弾劾訴追が成立して、上院に送られてはいるものの、もう時間的にトランプの在任中の弾劾裁判は無理で、バイデンが大統領に就任した後になるという。それでもなお、アメ…
ドナルド・トランプに扇動された「暴徒」がアメリカ議会を、一時的にせよ占拠する事態となって、アメリカのジャーナリズムは「民主主義の危機」とか「民主主義は復活できるか」といった見出しを掲げて、アメリカ政治の未来を憂慮している。日本の報道もそれ…
いまもトランプ大統領は、いわゆる「敗北宣言」をしていないが、すでにアメリカ国内だけでなく、世界の首脳たちもバイデンを次期大統領として、祝辞を送り始めている。いかに奇策を弄しようとも、トランプの再選を信じるのは、アメリカ国内の狂信的な支持者…
トランプは負けてもホワイトハウスを去らないという話は、もう、随分前から言われていた。しかし、アメリカは法制が整った国家なはずである。いくらトランプでも、そんなことができるのだろうか。それができるのだとアメリカの評論家たちは言っている。さら…
アメリカは大統領選の間もあいかわらず新型コロナ感染が拡大しているし、ヨーロッパでは第2波ないし第3波がいよいよ始まっている。さまざまな、感染拡大阻止策をやってきたはずなのに、やはり秋冬の急拡大は免れ得ないようだ。そのなかで、マスクへの評価…
トランプ大統領がホワイト・ハウスに帰還してから、次々と選挙戦に復帰するため積極的に行動している。英紙ザ・タイムズは「自らの健康を選挙戦への復帰のためのギャンブルに賭けている」と、やや呆れ顔の記事を掲載している。しかし、そんなことはトランプ…
いまの時点(10月5日)で報道を信じれば、トランプ大統領は新型コロナ感染から復活して、ホワイトハウスに帰還しそうである。もちろん、年齢からすれば十分に危険なのだから何が起こるか分からないが、医師団も本人も明るい見通しを述べている。 トランプ…