HatsugenToday

東谷暁による「事件」に対する解釈論

2026-06-01から1ヶ月間の記事一覧

圧倒的なアメリカ核優位は不可能だ;スティーヴン・ウォルト教授が「核戦略」について語る

日本であまり盛んでないもののひとつに、核兵器の理論的な議論がある。そんなことはない、日本の保守派はしばしば核兵器を保有すれば、日本も世界の有力国の仲間入りができると主張しているではないかという人もいるだろう。しかし、その場合でもきわめて限…

イラン停戦の暫定合意はトランプの敗北;ネタニヤフはヒズボラ攻撃を再開するだろう

イランとアメリカとの暫定合意が成立したもようだ。しかし、この停戦合意がこのまま60日間の追加的な交渉のなかで維持されると信じている人はいないだろう。なぜなら肝腎の核開発問題について、イランがこれ以上の妥協をするとは思えないからだ。そしてま…

イラン戦争を勧めた助言者たちの責任を忘れるな!;スティーヴン・ウォルト教授が批判する「5つの言い逃れ」

イラン戦争はあきらかに泥沼化してしまった。果てしない沙漠化といってもよい。トランプ大統領とネタニヤフ首相の利害が異なることは最初から分かっていたのに、なぜこうなったのか。その理由についても多くの指摘があるが、いちばん大きかったのはトランプ…

習近平が世界の政治と経済を支配するのか?;ハイテクの急成長で注目される中国経済の中身を見る

トランプ大統領の乱暴なディール的戦争がアメリカの没落を早めている。そのいっぽうで政治的に巧妙に振舞っている中国の存在感は増している。しかも、AIを中心としたハイテクへの試みもアメリカを超えつつあるとの指摘は多い。では、巨大な不動産バブルの…

イラン戦争が長引くなかで破綻する日本のエネルギー政策;助けるのはロシア?オーストラリア?それとも原発?

トランプ大統領が何かを言っても、それを信じる人間は世界にどれくらい残っているだろうか。ホルムズ海峡を開けさせると吠えたところで、相手のイランに対してアメリカ軍が攻撃を続けるだけでなく、イスラエルのネタニヤフ首相が自らの地位保全のためにヒズ…