2025-05-01から1ヶ月間の記事一覧
政治における「現実主義」はマッチョな主張のことだと思い込んでいる人が多い。したがって、トランプが注目されると、これが現実主義の政治家なのだ、リアリズムのポリティッシャンなのだと言い出す日本の論者がいても不思議ではない。なかにはトランプ時代…
小泉進次郎が農林水産大臣に就任してから、なりふり構わない備蓄米の放出を始めた。それは大臣自ら述べているように「走りながら考える」というやり方だが、しかし、この種の試みはいずれ誰かがやらざるを得なかったと思う。そのいっぽうで、農業専門家ある…
トランプ大統領はソーシャルメディアへの投稿で、これまで反対していた日本製鉄のUSスチール買収を「是認」する姿勢を見せたと報じられている。しかし、「買収」という言葉を使わないで「提携(パートナーシップ)」を使っており、また、中国への関税も80…
長引くかと思われたアメリカと中国の関税をめぐる交渉が、急転して大きな引き下げで決着した。もちろん、90日間という限定付きだが、ジュネーブで交渉に臨むベッセント米財務長官が「交渉のテーマを決めるための会談」と述べていたことからすれば、大きな…
プーチンとゼレンスキーの会談は5月15日に、トルコのイスタンブールで行われることが決まった。ウクライナと欧州諸国は30日の停戦を提案したが、プーチンはゼレンスキーとの会談を提言したので、停戦案は拒否されたと解され、ゼレンスキーは会談を拒否…
トランプ米大統領が関税攻勢によって、再び世界経済でもアメリカを偉大にしようとしている。しかし、何度も指摘されているように、これはまさに「自滅」への道なのだ。アメリカは世界貿易での負担に耐え切れなくなっているとの指摘もあるが、同国の貿易依存…
中国経済はいったいどのような状況にあるのか? トランプによる関税攻勢に耐えうるのかを考える以前に、現実を測る経済データーが発表されなくなって久しい。限られたデーターから推測する方法が行われてきたが、最近では醤油の生産量すらも発表されなくなり…
中国製品はトランプ米大統領に145%もの関税をかけられることになるが、その抜け道をすでにあれこれ模索しているところが、中国産業界の凄さというかエグサだろう。そもそも、開放政策に転じて以降、中国製品は知的財産権を無視して製品を大量に製造し、…
トランプ大統領がウクライナ和平に積極的になって以降、台湾をめぐる状況は緊迫の度を高めている。それはそうだろう。トランプは世界平和を願ってウクライナの資源の権利を得ようとしているわけではなく、単に取引の材料のひとつにしているだけだ。そのいっ…
トランプ政権の外交政策は、世界の権力構造を変えるものになる可能性が高まっている。もっと露骨にいえば、それぞれの地域を分断して、秩序を破壊するものになりつつある。それは、2月中旬に開催されたミュンヘン安全保障会議での、バンス米副大統領の異様…
アメリカとウクライナは4月30日、「経済パートナーシップ」協定の合意文書に署名した。トランプとゼレンスキーの「口論」以降、この協定の成立には暗雲が漂っていたが、フランシスコ法王の葬儀のなかでトランプとゼレンスキーが15分、法王庁の中庭で「…