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東谷暁による「事件」に対する解釈論

プーチン の検索結果:

クリミア橋が再びウクライナに破壊される!;ロシアにとっての実質的および象徴的意味を考える

…している。「この橋はプーチン大統領の占領のシンボルとなっており、ロシアからウクライナへの供給ルートの一部をなしている」。攻撃は水上ドローンによるものではないかとの情報もある。 まず、ロシア側の発表から見てみよう。ロシアはこれは「テロ」だと非難し、副首相マラト・フスヌリンは、橋の双方向の荷物輸送路が(使用できるレベルまで)修復されるのは9月中頃になり、11月までには12マイル全体が完全に再建されることになると語っている。完全に破壊されたわけではないとのイメージを発しているようだ…

プリゴジンのソーシャル・メディア帝国;なぜレストラン経営者が軍事ビジネスを支配できたか

…された」を掲載した。プーチン大統領はプリゴジンが構築したウェッブ上のサイトへのアクセスを禁じているが、それらはいまも機能していて、アクセスもできれば投稿も行われているというのだ。 プリゴジンが構築したソーシャル・メディアは、その代表的なものだけでも、フェデラル・ニュース・エージェンシー、ロシア人民ニュース、ネヴァ・ニュース、エコノミー・トゥデイ、インフォアクター、ポリティックス・トゥデイなどがあって、今年7月10日より31日間でアクセス回数が数百万件に達するという。 関係して…

プーチンは反乱直後にプリゴジンと会っていた;ロシア政府の発表は何を意味するか

プーチンは反乱直後のプリゴジンと会っていた。このとき、プーチンはプリゴジンを含む傭兵隊ワグネルの経営陣と司令官たち35人と約3時間、会談を続けたという。ロシアのペシュコフ大統領報道官が7月10日の記者会見で語ったことで、まだ、専門家たちの分析は進んでいないが、かなりの信頼性があると思われる。 米経済紙ウォールストリート・ジャーナル7月10日付によれば、「この6月29日の会談の間に、プーチンは、ワグネルのウクライナにおけるロシア軍における役割について評価(アセス)し、プリゴジン…

ウクライナはなぜロシアを一気に放逐しないのか;プリゴジンの乱で明らかになった肝心な事

…ア正規軍と連携して、プーチン体制を一気に崩壊させてくれることすら望んでいるという。 しかし、この反乱は残念ながら短期間で終わってしまった。ウクライナ軍はいまも戦闘を続けているが進軍は停滞している。6月4日にすでに反転攻勢は始まっていたのに、奪還したのは9つの集落だけで(これは前哨基地にすぎないとの説がある)、肝心のロシアの防衛線を突破できず、西側諸国の担当者をいらだたせているという。ここには少なくとも「3つの問題」が横たわっていると同誌は指摘する。 まず、第一に、今回のロシア…

プーチンとプリゴジンは双子の兄弟だった;ただし兄は大統領になり弟はいかがわしい商売人だった

…敗したものの、悪辣なプーチンに逆らったとして、プリゴジンを英雄視する者が増えている。しかし、間違ってならないのは、彼は大量の若者の血を叩き売って這い上がった人物だという事実である。ワグネルにしても最初は民間軍事会社で報道していたが、ウクライナ軍を撃破すると傭兵隊になり、反逆したら民兵組織と表記しているあきれた西側の新聞もある。その時のご都合主義で彼の評価をころころ変えるべきではないだろう。 もうすでに歴史は書き換えられている。プリゴジンは正義のために立ち上がり、勝つ見込みのな…

プリゴジン以後のプーチンの運命;戦争継続どころか政権も危うい?

…った。ほかでもない、プーチン大統領による内政の手法のほころびも暴露してしまった。プーチンが直面しているのは、ウクライナによる反転攻勢の激化だけではなく、国内の支配力が激しく動揺するという、まさに内憂外患の事態なのである。 独紙フランクフルター・アルゲマイネ6月25日付はラインハルト・ヴェーザーの「プーチンはいま何に頼ることができるのか」を掲載した。同記事はプリゴジンが引き起こした混乱の影響は、言われているよりずっと深いのではないかと指摘している。プリゴジンはプーチンが引き立て…

ワグネルの反乱はプリゴジンの亡命で決着なのか;ロシアの内乱はウクライナ和平を遠ざける

…、昔はケチな犯罪者でプーチンの有力な後援者にまでのし上がったプリゴジンは、かれの私兵にモスクワへの行進をやめさせ、首都での軍事衝突を回避すると発表した。『われわれは24時間以内にモスクワの200キロ以内にまで到達し、その間、戦士たちの血は一滴も流していない。いまや、血を流すときが来た』と語っていた」(ザ・タイムズ6月25日付) こうした内乱に発展するかもしれない事態は、プーチンが大統領となってからの23年で初めてのことだったと、ザ・タイムズ紙は述べている。もちろん、それ以前に…

プリゴジンはついにお払い箱になった?;彼がここまでやれた権力と根性の秘密

…されようとしている。プーチンは他の民兵組織を含めて、ショイグ国防相の指揮下に入れる方針を決めた。いよいよウクライナの反転攻勢が始まるなかで、ロシア軍組織を強化する意図があると思われる。プリゴジンは反発しているが、地位や金だけでなく命も危ない状況に追い込まれつつある。 英経済紙フィナンシャルタイムズ6月14日付「プーチンはワグナーと対立するロシア軍を支持している」との記事は、いよいよ来るべきものが来たと思わせる内容だ。「ロシア大統領プーチンは、6月13日、戦争に関心をもつブロガ…

ウクライナの反転攻勢で広がる「戦場の霧」;主戦場はどこか、レオパルトは強くないのか、ダムを破壊したのは誰か

…スキー大統領が認め、プーチン大統領も明確に同意している。明確でないのはどこが中心的な戦場なのか、独製戦車レオパルトが何両破壊されたのか、そしてヘルソンを水浸しにしたダムの破壊を誰が行ったかである。これらはすでに「戦場の霧」の中にあって、それ自体が情報戦と策略の材料となっている。 英経済誌ジ・エコノミスト6月9日号は「ウクライナ軍のザポリージャ進攻は反転攻勢の中心かもしれない」との記事を掲載して、6月8日に明らかになったウクライナ軍の反転攻勢は、これまでバフムト、ドネツクにも可…

ゼレンスキーがG7で得た武器とプレッシャー;そして大規模反攻を迎え撃つプーチンの策とは

…ことながら、ロシアのプーチン大統領の出かたを考慮しないでは、まったく予想がつかない。 「ウクライナ国民は、西側諸国の支援を続けてもらうには、戦場で劇的な進展を見せることが最良の方法であることを知っている。しかしロシアは、激戦が続き破壊されながら戦争の帰趨を決めるとされてきた都市バフムトを、コントロール下に入れたと主張している」 バフムトの戦死者たちの墓の前に立つプリゴジン 少し前まではロシアの民間軍事会社ワグネルの創始者プリゴジンが、このままではバフムトがロシアに奪還されてし…

「素顔」のないプリゴジンの正体;傭兵隊ワグネルの創始者は何者か?

…本ではプリゴジンは「プーチンの料理人」ということになっており、自分が経営するレストランにプーチンを招いて親しくなり、ウクライナ侵攻のころからワグネルを経営拡大して、軍事においても一定の権力を握ったことになっている。しかし、自分に親しげに近づいてきて、あれこれうるさくがなり立てるプリゴジンのことを、プーチンは「けつバイオリン」と呼んでいるとの報道もあり(独紙フランクフルター・アルゲマイネ)、いまいち、この人物像がわからない。 しかも、どうもプリゴジンにはちゃんとした軍歴はなく、…

ウクライナのロシア軍4機撃墜で「本当の戦争」に突入!;次の攻撃はザボリージャかクリミアか

…してきた。もちろん、プーチンの最大の領土的「業績」であるクリミア半島への進攻も可能性がないわけではないが、「攻めるに易く守るに難い」とされるクリミアの地形および地勢は、いまの状況のなかでは難しいと指摘されることが多い。 前出のロイターの記事「ウクライナ国境近くでロシア軍4機が撃墜される」との記事によれば、ロシア国防省はコメントを控えているとのことだが、戦争支持派の投稿チャンネル、オエニィ・オスエドミテル(発音は正確ではない)は「最も可能性として高いのは、敵は攻撃可能なところま…

ロシア民間軍事会社ワグネルがバフムトを攻略か?;現代の傭兵隊長プリゴジンに翻弄される両軍

…NSに投稿するので、プーチンも頭が痛いのではないかと心配する人もいるかもしれない。 しかし、どうもこれはワグネルという「傭兵」(最近、欧米のメディアはマーセナリー=傭兵という言葉を使うようになった)集団とその事実上のリーダーであるプリゴジンたちの「手口」ではないかと思えてくる。ここまで繰り返しロシア正規軍の対応を批判していれば、スナイパーや毒殺のスペシャリストを大勢かかえた、ロシア軍の特殊部隊に暗殺されてもおかしくないのではないだろうか。それでもプリゴジンがもっているのは、プ…

クレムリンへのドローン攻撃はロシアの自作自演?;むしろプーチンへの批判が高まる危険があった

…の甘さを証明して「反プーチン感情」を生みだす危険があるからである。 ドイツ紙フランクフルター・アルゲマイネ5月4日付は「ドローン攻撃はモスクワの自作自演だったのか?」を掲載して、こうした矛盾についても指摘している。いちおう、簡単に事件の概要を述べたのち、同紙は「これまでは同種の事件が起こったさいには、ウクライナ政府は肯定も否定もしなかったのに、今回に限っては直後にゼレンスキー大統領が、ウクライナの関与を否定したことは驚くべきこと」だと述べている。しかし、これはあとで述べるよう…

ウクライナがドローンでクレムリンを直撃!;ロシアはプーチン暗殺の企てと非難している

…、このドローン攻撃はプーチン大統領を狙ったものだったが、プーチンは無事でその他の損害もたいしたことはなかったようだ。 英経済紙フィナンシャルタイムズは5月4日21時すぎに「ロシアはウクライナがプーチン暗殺を企てたと非難している」との電子版を流した。その後「ロシアはウクライナがウラジミール・プーチンの暗殺を試みたと非難」との記事を22時過ぎに増補している。ロシア軍情報部は2機のドローンを撃墜したと述べているらしい。 クレムリン政府は「プーチンは無事だったが」、この攻撃はロシアの…

「平和勢力」を演じる中国の習近平;バイデンの硬直した姿勢では出し抜かれてしまう

…おける報道は「悪辣なプーチンが民主国ウクライナを侵略しているから、プーチンをリーダーから引き下ろさねばならない」というものだから、どうやったら和平交渉を始められるかと述べただけで、かなりの反発が予想される。ことに英国やアメリカではそのようだ。しかし、そのような戦争の終わり方は、現代ではごくまれであり、どこで停戦に持ち込むかが最大の課題である。そもそも、アメリカすらもそんなことを望んではいないのだ。 ラックマンが指摘しているのは、中国はロシアがウクライナに侵攻した当初は、早い終…

ウクライナがセヴァストポリ軍港の急襲成功!;いつ、どこで、大攻勢が始まるのか

…いように見えるのは、プーチンとの取引だからだろう) ワシントンポスト紙のウクライナ戦争ブリーフィングでは、ウクライナ各地で生じている諸事件が羅列されているが、このばらばらのように見える多くの出来事こそが、ウクライナとロシアとの「大攻勢」を前にしての前哨戦といってよい。単純化すれば、今度の燃料タンク攻撃が行われたセヴァストポリが近いクリミア半島およびヘルソン、プリゴジンが暗躍しているバフムト周辺、そして原子力発電所への攻撃で注目を引くザポリジア、つまり、南部、東部、その間をつな…

習近平はゼレンスキーに和平交渉をすすめた;中国・ウクライナ首脳電話会談の真実

…張し、中国の指導者がプーチンに戦争を抑制させるように説得させることが目的だった。ゼレンスキーは『我が国の領土のどこであろうと、それを犠牲にするような平和はありえない』と語って、ウクライナの領土と和平とのトレードを拒否する姿勢を貫いてきた」(同紙) しかし、ゼレンスキーがこう主張する限り、そして、ロシア軍がこれからのウクライナ軍による大反撃に惨敗しないかぎり、「政治的解決」は見えてこないし、ウクライナ兵もロシア兵もじわじわと命を落としていくことは続くのである。それはいまアメリカ…

ロシア経済はまだ2年はもつとの根拠;戦争をしても経済成長するカラクリを探る

…意外に思われるのが、プーチンは国内の生活レベルを細かに配慮していることだろう。もちろん、国内の批判はあるものの、それが膨大な数の運動にでもなれば、戦争は継続できなくなる。しかし、すでに述べたように、銀行の取り付け騒ぎも起こらないし、インフレも7%くらいに抑えて、最近の数字は3.5%だといういう。ロシア国民の生活のレベルも多少は下がったが、不満が拡大する兆候はない。「国民の生活レベルを低下させずに行われた」ということの意味である。 これは、まず、財政支出によって景気を支えるだけ…

ウクライナ大反攻の前夜;たとえ成功しても戦争は終わらない理由

…言ったにすぎないし、プーチンとの駆け引きとの疑いもある。そして、いよいよ始まるというウクライナの大反攻が勝利しても、この戦争そのものが終わる保証は何もない。 The Economistより:大反攻を待つウクライナの兵士たち 国家と国家との戦争において、完全な勝利というのは敵の首都を占領してしまうことであり、それはいまもありえないことではない。しかし、そこまで戦えば両国とも甚大な損失を被るから、ほとんどの場合、停戦協定で戦争を中止する。最近、前出の英経済誌ジ・エコノミスト4月2…

毎日のニュースも情報戦となった;バフムトも機密漏洩も戦場のなかにある

…してはロシア正規軍やプーチン大統領と、情報で駆け引きを行っているような側面もある。 もちろん、日本人の大半はウクライナ情勢やブリゴジンの真意を常に追跡する必要などない。しかし、報道機関はそうではない。いったい何が起こっているか、生じてくる新しい情報を時系列を意識して、この複雑ないくつもの要素を整理する必要があるだろう。あんまり、自分たちの都合に合わせて報じていると、さすがに矛盾が大きくなるので、最低限、なぜそういう判断をしているのかは載せて欲しいものだ。 今回のアメリカ軍事情…

米国はウクライナをNATOに加盟させたくない?;ブリュッセル・サミットはすでに分裂状態らしい

…それを聞いたロシアのプーチンは怒り狂って、同年8月にはグルジアに侵攻してみせて西側を牽制することになる。 このことを思い出せば、アメリカのいまの行動は、ロシアをさらに刺激して、プーチンの核使用を含む暴走を生じさせないようにする、との意図があることは想像できる(そして、この点については、同紙も触れている)。しかし、たとえNATOの文書にウクライナ加盟が記載されたとしても、それは2008年からの懸案事項であり、将来的な見通しとしてであることは、いまと変わりないのだ。 実は、もうひ…

ウクライナ高官が和平交渉について発言した;もちろん条件付きだが、なぜ今なのだろうか

…を受けたさい、「もしプーチンがバフムトで勝利したことになれば、ロシア軍は西方への進軍をつづけ、ウクライナの社会は意気消沈してしまうだろう」と答えたという。「もし、プーチンが少しでも血の匂いをかぎ付け、我われが弱体化していると信じれば、かれはどんどん進軍するだろう」というわけである。深読みすれば、アメリカ経由のウクライナ報道とは、ちょっと違う事態が生じていることを示唆している。 今回のアンドリー・シビハの発言は次の通りだ。「もし、われわれが戦場において戦略的目標を達成し、クリミ…

ウクライナ戦争で繰り広げられる諜報戦;ウクライナがロシアを圧倒しているらしい

…があり、昨年秋には『プーチンの戦争:チェチェンからウクライナまで』を刊行し、この春に日本でも翻訳が出ている。彼の著作の面白さは、該博なロシアに関する知識に基づく、さまざまな局面の「裏読み」にある。 このタイムズに寄稿した記事も、その一端を開陳していて興味ぶかい。とくに歴史上の戦争については、情報戦や謀略戦の話が大好きなのに、進行中の戦争となると人道主義的報道だけになってしまう日本においては、ぜひ知っておきたい「裏読み」がたくさん盛り込まれている。まず、先日、話題になったロシア…

中国は実はロシアを弱体化したい?;ウクライナ外相が指摘する中露外交の本質

…習近平主席がロシアのプーチン大統領と会談したと思ったら、こんどは習にウクライナからゼレンスキー大統領との会談の誘いがあった。ウクライナをめぐる世界の外交は複雑怪奇といってもよい。ウクライナのドミトロ・クレーバ外相が、こうした複雑で冷徹な国際外交について、かなり率直に語っている。それは現時点での、ウクライナ戦争の現実を顕わにするものとなっている。 ドミトロ・クレーバは、キーウ大学で国産関係論を学んだ、いわばウクライナの外交エリートで、その意味ではゼレンスキー政権では珍しい「プロ…

なぜウクライナ戦争の和平交渉ができないのか;理屈より現実、理想より現実が重要だ

…と優位に立たせれば、プーチンといえども、ウクライナ侵攻以降の占領地を、あけわたす交渉に乗ってくるだろうと思うかもしれない。しかし、和平がそのようにすっきりと進むと思う関係者は存在しないし、そうした交渉を行なおうと真剣に考えている者もいないという。 そもそも、交渉については、それが「可能だ」という外交官でも、では、いつごろかといえば「数カ月ではなくて数年内には」という話になってしまう。しかも、ウクライナが勝利することには同意しても、そのときプーチンへの要求や措置というものがどう…

プーチンがベラルーシへの核兵器配備を決定;これでロシアの核戦争が始まるのか?

ロシアのプーチン大統領が、ベラルーシに戦術核兵器を配備すると述べていたが、いよいよ7月には実行するというので緊張が高まっている。アメリカやNATOとの核戦争が始まる危険はどこまで上昇したのか。これは単なるプーチンの威嚇なのか、それとも脅威は迫っているのか、いくつかの報道をもとに考えてみよう。 英経済紙フィナンシャルタイムズ3月26日付の「プーチンがベラルーシへの戦術核配備を企てている」によれば、「プーチン大統領は、ベラルーシに戦術核兵器の格納庫の建設は作業は7月1日までに完了…

世界の多極化に逆行するバイデン政権;リアリストの見たアメリカの迷走する世界戦略

…も多い。ただそれが、プーチン撃破とウクライナ民主主義擁護という形で表れているから、分かりにくいだけなのだ。ウクライナ戦争が終わった時点を想像してみよう。そのとき、アメリカを中心とする民主的で平和な世界が出現しているのだろうか。もちろん、そんなことはありえない。 まず、ワルトの論文にしたがって考えてみよう。ワルトにいわせれば、「我われがいくつかの大きな勢力からなる世界に向かっているのに、バイデン政権はアメリカ合衆国が競合する勢力に直面しなかった時代のノスタルジーに浸っているよう…

バフムトは撤退か戦闘継続なのか?;ウクライナ、ロシア双方の情報戦から見える真実

…れは見ておりません。プーチンは彼の軍隊が何ができるかを理解していると思われ、いまのところもっと限定された軍事目標について、考えているもようです」 いまのところ、こうした報道を見る限り、ウクライナとロシア双方とも、バフムト戦においてかなりの消耗が見られ、武器と弾薬と兵士の強力な追加がなければ、双方とも積極的な動きが無理であるかのように見える。つまりは、戦場の外部からの支援が本格的に開始されるまでは時間稼ぎということなのだ。しかし、「戦争には独自のロジックがある」。何らかの小さな…

中国は本当にロシアに武器を供給していない?;政府高官発言をひっくり返したバイデン大統領の思惑とは

…まる週)には習近平とプーチンが、武器をウクライナに投入するために、会談を持つことになると思われる」という。ここらへんは、推測の域を出ないと思われるが、まったくのデマではない。 いずれにせよ、国務長官が言及していた中国のロシアへのドローン供与を、2月24日にバイデン大統領があっけらかんと否定してしまったという事態により、背後に何か起こっていたのではないかとの推測を生み出している。しかも、バイデン政権の国家安全保障顧問やCIA長官が、テレビ番組であたふた否定するという異常な鎮火騒…